

宇宙の晴れ上がり
さらに時間が経って、30万年くらい後には、宇宙は膨張を続けて、温度は約4000度に下がっています。
それまでに、水素やヘリウムの原子核はできていましたが、温度が高いために、電子が原子核を離れて自由に飛び回っています。この状態をプラズマと呼びます。温度が4000度くらいに下がると、原子核が電子をつかまえて、原子を構成するようになります。
電子が自由に動き回っている間は、光は電子にぶつかって散乱し、進むことができません。しかし電子が原子の中に固定されると、光を通すようになります。
宇宙が4000度以下になって、光を通すようになった状態を「宇宙の晴れ上がり」と呼んでいます。雲に覆われていた空が晴れ、太陽が顔を出したような感じです。
その後の宇宙において、いよいよ天体が作られていきます。ただし、宇宙の中のガスが渦を巻いて固まり始め、銀河や星に成長するのはずっと後、10億年くらいしてからです。
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